梅雨や台風など雨の多い時期や、地震の後などに注意したいのが漏電です。
築20年以上の建物は、玄関やお庭などの屋外照明や、屋外コンセントなどが古くなり、漏電の原因になることがあります。
また、IHクッキングヒーターやエアコンなどを10年以上使っていると、壊れて漏電することもあります。
漏電は、放っておくと感電したり、漏電火災の原因になったりします。
漏電した時には、漏電ブレーカーが落ちます。
急にブレーカーが落ちて、真っ暗になったり、電気が使えなくなると、何が起きたのかビックリしてしまいますよね。
今回は、漏電ブレーカーが落ちた時にどうすれば良いのか?
誰でもできるカンタンな調査方法と復旧についてお伝えしますね。
照明の寿命は約10年!漏電の原因は、照明やコンセント、家電設備の故障がほどんど
漏電とは、電気の配線や電化製品から電気が漏れてしまうことです。
例えば、照明のスイッチを入れると、明かりが点灯します。
しかし、古い電気配線や照明が破損したり、雨漏りで室内の配線や照明器具がぬれると、本来電線内しか通らない電気が外へ漏れ出てしまいます。この状況が漏電です。
通常、電気配線や照明器具は、電気を通さないよう「絶縁」されているため、周辺へ電気が漏れることはありません。
玄関やお庭など外にある防犯ライトなども、防雨加工がされており雨に濡れても電気を通さない仕組みになっています。
しかし、照明器具やコンセントが故障したまま放置していたり、梅雨や台風、急な大雨によって照明が故障したりして漏電の原因になることがあります。
JIS(日本工業規格)では、照明器具の交換の目安を約10年としています。
明かりがついて問題なく使える照明でも、10年を超えると故障率が一気に高くなるのです。
漏電は、放っておくと感電や火災の原因になり、とても危険です。
漏れた電気が本来の回路から外れ、新しい回路を作り、電気が通ってしまうのです。
人が触れたら人体が回路となり感電してしまいます。
また、建物が回路となれば漏電火災が発生する原因となってしまいます。
漏電になる前に、故障していなくても10年以上使用している照明やコンセントは、定期的に交換することで漏電防止対策になります。
漏電ブレーカーって何?ブレーカーが落ちた時は、どうすれば良い?
漏電が起きると、分電盤の中の漏電ブレーカーが落ちます。
急に漏電ブレーカーが落ちて、漏電していると思うと、怖くてパニックになってしまうかもしれませんね。
しかし、落ち着いてスグに対処すれば大丈夫です。
漏電ブレーカーが落ちた時、どうすれば良いかご説明しますね。
まず、分電盤の中の各ブレーカーについてお話します。
安全ブレーカー
赤の枠線のアンペアブレーカーは、家全体の電気の使い過ぎた時に下がるブレーカーです。
九州電力などの電力会社と契約した電力を上回った時に下がります。
アンペアブレーカーが下がった場合は、家全体が停電になります。
使っている家電などの電源をいったん切ってからブレーカーを上げてください。
その後、使う家電の量を減らせばOKです。
このブレーカーだけがよく下がる場合は、電気の契約容量を上げることをオススメします。
契約容量を上げたい場合は、電力会社に電話やネット申込みし、アンペアブレーカーの交換工事が必要です。
工事は電力会社が行うので基本的には無料です。ただし、物件によっては例外もあるので、電話した際に確認しておくと安心です。
しかし、契約容量を上げる場合、多くの場合は基本料金があがります。
これを機に、電力を切り替えて、少しでも安く電気を使えないか検討してみることもオススメです。
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漏電ブレーカー
漏電が起きた場合は、真ん中にある、緑色の枠線の漏電ブレーカーが下がります。
また、黄色などのボタンで漏電ボタンがあり、漏電を感知すると、飛び出す仕組みになっています。
漏電したまま電気を使い続けると、感電や火災が起きる原因となってしまうことがあります。
漏電ブレーカーが下がった場合は、後ほど紹介する検査をした後、早急に電気工事会社へ連絡し、復旧工事をしてもらってください。
安全ブレーカー
「リビング」「お風呂場」「エアコン」など、部屋や場所ごとに分かれているブレーカーの部分です。
安全ブレーカーが落ちた場合、2つの原因があります。
1.その場所で電気を使いすぎた
2.その場所にあるIH、エアコンなど家電が壊れてしまった
その場所で電気設備を使いすぎた場合は、一度に使わず、別々に使えば問題ありません。
しかし、IHやエアコンなどが壊れてブレーカーが落ちた場合は、注意が必要です。
まず、壊れたかもしれない家電設備に電源を入れないようにしましょう。
また、IHやエアコンであれば、専用回路になっており、専用のブレーカーになっていることがほとんどです。
その場合は、その場所のブレーカーごとおろしておきましょう。
また、壊れた家電設備は使い続けると危険なので、早めに交換してください。
横田電設でも、IHやエアコンなどの家電設備の交換をしております。お気軽にご相談ください。
漏電場所のカンタン検査方法
漏電している場所を特定するために、簡単な点検の方法があります。
漏電が起きた際は、この作業をしてから電気工事会社へ連絡すると、その後の復旧工事がスムーズになります。
1:まず、すべてのブレーカーを下げてください。
2:次に、アンペアブレーカーと漏電ブレーカーを上げてください。
3:安全ブレーカーをひとつずつ上げてください。途中で漏電ブレーカーが下がった場合、その箇所で漏電が起きている可能性があります。
応急処置として、漏電している場所の安全ブレーカーは下げておいてください。他の場所については、普段通り電気を使うことができます。
漏電場所がわかったら、電気工事会社へ連絡し、なるべく早めに対処してもらうことをオススメします。
漏電ブレーカーが落ちた時の復旧工事費はいくら?
横田電設では、漏電時の原因調査と復旧工事は、16500円(税込)にて行っています。
※福岡以外の方は、お近くの電気工事会社にご相談・確認してみてください。
また、照明などが故障した場合は、照明器具代が別途かかります。
見積を出して、ご納得頂いてから追加工事を行います。
漏電ブレーカーが落ちた時は、横田電設へお問合せください。
横田電設では、漏電時にお伺いして原因調査と、復旧工事を行っております。
賃貸のアパートの方や、不動産管理会社さんからのご依頼も受け付けています。
ただ、繁忙期は当日すぐに駆け付けることができず、お断りさせて頂く可能性もあります。
まずは一度、お電話にてご相談頂けたら幸いです。お気軽にご連絡くださいね。
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