第二種電気工事士、第一種電気工事士は国家資格のため、持っているだけでも重宝されます。
しかし、ただ資格を持っているだけでなく、現場経験を積み、技術を磨いてスキルアップすることで
収入アップや、新たなやりがいのある仕事の挑戦につながります。
電気工事士の資格は持っているけど、よりスキルアップするにはどうすれば良いのでしょうか。
今回は、電気工事の経験年数ごとに、目指すべきスキルアップについてお伝えいたします。
電気工事士1~2年目
![電気工事士 初心者 新卒](https://yokota-elect.net/wp-content/uploads/2019/11/c29777e864ed5c0a80efbd7972dcfc7b_s-1.jpg)
- 安全に工事を進めるための安全講習を受ける
- 現場で関わる人達に積極的に挨拶し、顔と名前を覚える
- 先輩の仕事を学びながら仕事の流れや方法を覚える
- 電気工事に必要な道具、用語を理解する
- 設計図や電気設備図を読めるようになる
電気工事士として仕事をスタートして1~2年の間は、いわゆる基礎づくりです。
仕事を覚えること、職場や関係業者の人たちとの人間関係づくり、そして
特に、「安全第一」が一番の仕事です。
現場経験の少ない電気工事士は、作業に不慣れな上、先読みができないため、作業中の事故や災害をおこす確率も高くなります。
現場で事故や災害をおこすと、自分自身がけがをして痛い思い、嫌な思いをすることはもちろん、
事故や災害の内容によっては、今後のキャリアにも大きく影響します。
また、雇い主である会社も、管理不足ということで、社会的責任を負わなければならない可能性があります。
事故なく災害なく安全に工事を進めるということは、とても大切なことなのです。
電気工事士3~4年目
![電気工事士 経験者](https://yokota-elect.net/wp-content/uploads/2019/11/5d77e85ed4fc62ab7ddc2bd9e479ff7d_s.jpg)
- 職長教育を受け、小規模工事の責任者になる
- 施工図を読みながら一人でも確実に施工できる
- お客様や取引先様に改善提案できるようになる
- 仲間と協力して工期に間に合うよう確実に工事を進められる
- 新入社員を教育しながら電気工事を進められる
一人でも確実に工事が行えることはもちろん、
指示されたこと以上を求められるようになります。
自分で考え、必要なことを、
電気工事士としての視点でお客様や取引先様に伝え、
より良い工事を行うことで満足度を高めることが求められます。
また、新入社員の良き先輩として、
電気工事の方法や進め方を指導することが求められます。
教えるという行為は、自分自身が経験と知識がないとできないため
自分自身のスキルアップにもつながります。
そして、職長として、現場に関わる人とコミュニケーションを取りながら
安全に電気工事を進めることが求められます。
電気工事士5~9年目
![電気工事士 スキルアップ](https://yokota-elect.net/wp-content/uploads/2019/11/d6d0f2cbde66bde1767b2d6f1cc002d8_s.jpg)
- 第一種電気工事士を取得する
- 公共事業や中~大規模工事の責任者になる
- 資格手当が増えたり経験者として有利な条件が増える時期
- 電気工事の仕事の幅が広がり、やりがいを感じる
- 打ち合わせ、見積、 申請書作成 設計などができるようになる
電気工事士5年以上になると、経験者扱いになり、
求人募集でも有利な条件で転職できるようになります。
第一種電気工事士の受験資格が実務経験5年以上のため、
(電気工学課程の卒業者は卒業後3年以上)
第一種電気工事士を取得する人も増える時期です。
第一種電気工事士を取得することで、
資格手当が増えたり、作業範囲が増えることで
仕事にやりがいを感じながら収入アップを見込める時期です。
電気工事士として活躍したい方は、
このステージに向かうことが一つの目標になります。
また、この時期から、工事に付随する
打ち合わせや見積作成、申請書作成、設計業務などが
できるようになることを目指しましょう。
特に公共事業は、打合せや提出資料が多いため、
一通り自分でできるようになると業界で重宝されます。
見積作成や申請業務、設計業務などは、自分でできると
独立起業する際に必要不可欠になります。
公共事業専用のシステム、九電など電力会社専用システムなど、
指定のシステムを社員時代に使いこなせておくと良いでしょう。
電気工事士10年以上~
![電気工事 スキルアップ](https://yokota-elect.net/wp-content/uploads/2019/11/76ae977155f3d729989621f5b45be9f8_s.jpg)
- 電気工事士として独立起業を目指す
- 電気工事業の建設業許可を取得する
- 信頼関係を築き仕事依頼が来る自分になる
- 横のつながりを作り協力しあえる仲間をつくる
- 得意分野を磨きスペシャリストになる
電気工事士10年以上になると、一人親方または法人設立をして
独立起業を目指す時期になります。
管理系の資格を取得し、会社員として出世昇進することもできますが、
現場が好きな方や、自分の技術を磨きたい方、
自分のペースで仕事をしたい方は、独立起業を目指す傾向にあります。
独立起業は、するまでではなく、してからがスタートです。
どんな働き方をしたいのか、方向性を定め、
必要なアクションを起こしましょう。
電気工事の中でも、どんな仕事が得意で、
どんな仕事を増やしていきたいのか、明確にしましょう。
500万円以降の電気工事を請ける場合は、
電気工事業の建築業許可を取得する必要があります。
会社として大きな電気工事を行いたい場合は、
免許取得の準備に取り掛かりましょう。
また、電気工事士として独立起業すると、
会社員時代のように、安定的に決まった収入があるわけではありません。
自分で仕事を取る営業活動が必要になります。
信頼関係がないと、仕事依頼は来ないため、
今までの経験、実績をアピールして最初の仕事を得ること、
お客様に満足していただき、リピート依頼をもらうことが
とても大切になります。
電気工事士としての技術はもちろん、
熱心さ、誠実さなど人柄も重要になっていきます。
また、一人でできる仕事範囲には限りがあります。
同じ電気工事士仲間を増やし、協力しあえる体制を作ったり、
仕事を紹介し合えるようになると更に良いでしょう。
電気工事士としてスキルアップして理想の将来を目指そう
![電気工事士スキルアップ](https://yokota-elect.net/wp-content/uploads/2019/11/93a4fd27c143a9e183bb4aa3ec1779ab_s.jpg)
電気工事士のスキルアップ方法について、経験年数ごとにまとめました。
あなたは、どんな働き方をしたいと感じましたか?
理想の将来が明確になると、今するべき行動がわかります。
自分に必要な電気工事の経験を積み重ねることができる
会社を探せるようになります。
自分の将来をしっかり考えて、スキルアップしていきましょう!
横田電設では、現在、一緒に働ける仲間を募集しております。
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